【2019年版】業界別メルマガの開封率とクリック率を解説

メルマガ(メールマガジン)をより効果的に使う為には、メルマガがどれくらい開封され、クリックされているのかを知る必要があります。

今回は、2015~2018年のメール開封率とクリック数を業種ごとに分けた表と共に、メルマガの開封率を向上させる方法とその効果を検証する方法を解説していきます。

全般的なメルマガの開封率・クリック数の現状

調査する企業や方法にもよりますが、メルマガの開封率は全体で平均すると約20%ほどです。

クリック率はそれよりも低く、全体の2~3%程度になります。

メルマガの平均開封率:20%

メルマガ内のURLクリック率:2~3%

 

メルマガを受信する環境でも開封率やクリック数は異なり、開封率はPCよりもスマホの方が高いです。ユーザー傾向やコンテンツの内容などでもそれらは変動してしますので、業種によって開封率に大きな違いが出ることを覚えていてください。

例えばユーザーの趣味に関係したメルマガは開封されやすい傾向があります。ですが、その一方で広い対象に頻繁に配信されるメルマガは開封されにくくなるなど、業種によって特徴があります。

業界別メルマガの開封率とクリック率の目安【2015年度】

まずは2015年度の業種別開封率&クリック率です。ここでは10種類の業界をピックアップしました。

ここで注意してほしいのが分類項目やそれに含まれる企業、対象ユーザーなどは調査方法によって扱いが異なるという点です。

業種 開封率 クリック率
農業・食品サービス 18.3% 2.3%
芸術・工作 17.1% 1.7%
スポーツ 15.1% 1.6%
ヘルスケア 15.9% 0.8%
旅行 18.0% 2.1%
美容・服飾 10.5% 1.7%
教育 12.8% 1.3%
ITサービス 18.8% 3.2%
運輸 15.1% 2.8%
エンターテイメント 18.3% 2.7%

メルマガの開封率とクリック率の目安【2016年度】

業種 開封率 クリック率
農業・食品サービス 25.17% 3.21%
芸術・アーティスト 27.45% 2.89%
スポーツ 25.95% 3.45%
医療・ヘルスケア 22.68% 2.49%
旅行・交通 20.65% 2.30%
美容 18.96% 2.14%
教育 21.96% 2.75%
保険 20.60% 2.14%
コンサルティング 19.63% 2.37%
デイリーディスカウント・電子クーポン 13.87% 1.81%

メルマガの開封率とクリック率の目安【2017年度】

次は2017年度の動向です。前年度と比べて、開封率は増加傾向にあるようですが、クリック率は少し減っていることが見て取れます。

業種 開封率 クリック率
農業・食品サービス 24.71% 2.98%
芸術・アーティスト 27.23% 2.85%
スポーツ 25.41% 3.19%
医療・ヘルスケア 22.43% 2.42%
旅行・交通 20.69% 2.17%
美容 18.48% 1.96%
教育 22.00% 2.63%
保険 21.56% 2.11%
コンサルティング 19.54% 2.26%
デイリーディスカウント・電子クーポン 15.22% 2.39%

メルマガの開封率とクリック率の目安【2018年度】

最後は2018年度の開封率とクリック率です。前年度と比較するとどちらの数値も減少していることがわかります。

業種 開封率 クリック率
農業・食品サービス 23.12% 2.69%
芸術・アーティスト 26.03% 2.66%
スポーツ 23.77% 2.88%
医療・ヘルスケア 21.09% 2.25%
旅行・交通 20.03% 2.00%
美容 17.01% 1.76%
教育 21.80% 2.48%
保険 20.99% 2.09%
コンサルティング 18.96% 2.15%
デイリーディスカウント・電子クーポン 14.92% 2.30%

効果測定の正しい方法

ここまでは、10種類の業種の年度別にメルマガの開封率とクリック率の平均を取り上げました。

より正確な測定をするためには、これからご紹介する4つの理由を意識することが大切です。ではその理由を確認していきます。

理由1 同じ業種でもターゲット層が違う

たとえ同じ業種だったとしても、対象としているユーザーは企業ごとに違います。

わかりやすく例を上げて説明すると、飲食業界の中には、ファミリー層を対象としたお店や、企業へのケータリングを主とした弁当屋も存在します。

これらの対象には共通した部分もありますが、メインターゲットもそのユーザーがメルマガを受け取って開封する環境も同じとはいえません。

そのため、同じ業種に分類されていたとしても、似通った結果が出るとは限りません。

市場調査の方法と組み合わせることでより正確なデータを手に入れることができます。ただメルマガを配信しているデータだけでは正確に判断することはできません。

理由2 ユーザー層によって最適なタイミングが違う

ユーザーにとって興味を持ちやすく、開きやすいタイミングでメルマガを配信することで、開封率を向上させることができます。

しかし、先ほど紹介したように、企業ごとに一番興味を持ってもらいたいユーザー層は違います。そのため狙っているユーザーで企業ごとに配信時間や集計するタイミングも変わってくるのです。

そのことから業種が近かったり、競合他社だとしても、メルマガの開封率やクリック率に違いが出ることがあります。

理由3 コンテンツ内容の優先度が違う

コンテンツの質だけではなく、何を優先して知らせたいのかでもそれらの確率は変化します。

例えば、利用料金の変更やサービスの変更などの知らなければ困る情報であれば、開封率とクリック率は大幅に上昇します。逆に定期的に繰り返し送られてくる重要度の低い広告などであれば、次第に鬱陶しく感じるようになり開かれにくくなってしまいます。

そのため、本当に大事な情報だけを少数のユーザーに知らせる企業と、たくさんのユーザーに多くのメルマガを送っている企業では開封率とクリック率も違いが見られます。

また、ユーザーがスマホを使っているのかPCを使っているのかということでもコンテンツを慎重に選ばなくてはなりません。

例えば、画面に触れるだけで簡単に電話をかけることができるスマホの利点を生かした内容を送信するなどの工夫はいつも考える必要があります。

理由4 設定によっては正確に測れないことがある

HTMLメールを利用して開封率を測定することができます。

その方法にはいくつか仕組みが存在しますが、一般的に使われているのは、埋め込んだ画像が何回ダウンロードされたかで計測する方法です。

しかしこの方法だと、初めからHTMLメールの受信・開封をできないようにしていたり、受け取るユーザーが画像のダウンロードを禁止していたりする場合、正確な数値を出すことはできません。

このような事情のため、実際のメルマガ開封率は計測したものより少し高い数値かもしれません。

メルマガの効果算出について

効果測定をする際の前提となる条件を確かめた次は、正しい算出の方法も確かめておきましょう。

メルマガの開封率やクリック率を測るためには、一般的にメルマガ配信サービスなどのツールを利用します。ですが正確な数値を出すためには、計測方法の仕組みを知っておくことも大切です。

正しい知識を身に付けおきましょう。ここであらためてメルマガの効果を算出する方法をおさらいしていきます。

HTMLメールで送る必要がある

HTMLメールを使っていないと開封率やクリック率を調べることができません。

もしここでテキストメールを使用してしまうと、テキストメールには開封率を計測する機能が無いので開封率やクリック率を調べることができません。必ずHTMLメールを利用してください。

開封率の算出方法

メルマガを受け取ったユーザーがそれを開封したか計測したものを開封率といいます。

その際、様々な理由でユーザーの元に届かなかったメルマガは除外して測定するようにしてください。ちゃんとユーザーに届いたメルマガだけが計測の対象です。

開封率の算出式
開封率=(ユーザーがメルマガを開いた数÷ユーザーに届いたメルマガ数)×100%

 

・クリック率の算出方法

メルマガに記載された「リンクが何回クリック」されたかを示すのがクリック率という数値です。この数値を計算するときは、開封されたメルマガの数ではなくユーザーに届いたメルマガの数から計算するようにしてください。

 

クリック率の算出式
クリック率=(リンクをクリックした数÷ユーザーに届いたメルマガ数)×100%

 

ちなみに、このときユーザーに開封されたメルマガの数から出した数値は「反応率」といいます。

こちらは、開かれたメルマガに記載されたリンクがクリックされたかどうかを割り出せるので、件名などの要素を引いたメルマガのコンテンツの質を調べることができます。知っておくと便利なのでこちらもご紹介します。

反応率の算出式
反応率=(ユーザーがリンクをクリックした数÷開封されたメルマガ数)×100%

 

メルマガ配信は本当に今のままで良いのか

ここまで2015~2018年度のデータを見てきましたが、2019年もこのやり方でメルマガ配信を続けていいのかと考えると少し疑問を感じてしまいます。

2018年時点でも、一定の開封率とクリック率は維持できているようですが、数値が向上していないからです。

 

どんなユーザー層を対象としているかにもよりますが、例えば、キャッシュレス系のサービスや、LINEなどの連絡ツールに送られてくるメッセージなどが、エンドユーザーと呼ばれる最終的な消費者との接点を増やしています。

「ポイント還元」、「現金還元」、「商品購入」が直接できるような流れです。今まで、メルマガの電子クーポンを活用してきたユーザーも、そちらがより手軽であればますますメルマガから離れていきます。

こうなってしまうと、メルマガが対象としていたユーザー層が少し変わってしまうかもしれません。例えば、一つの値段が高い商品の情報に特化するなどがあげられます。

 

こういった他サービスとの連携や連動といった運用方法も考えなければならないでしょう。

メルマガ自体の質を向上させたり、検証したりすることも疎かにできませんが、一つ上のステップに上がるためには企業全体でマーケティング戦略の一部分としてのメルマガという認識を持つことが大切です。

まとめ

メルマガはたくさんのユーザーに送れば大丈夫というものではありません。

他のサービスの動きにも注目しながら、よりメルマガを効果的に運用するために現在の効果を正確に理解し、ユーザーに興味を持ってもらえる内容に改善することが重要です。

現状に満足することなく、貪欲に開封率やクリック率を上昇させる戦略を練っていきましょう。

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